« ヤギバトン | Main | 求む家臣 »

January 03, 2008

紅白雑感('07)

音楽…というか流行っている歌に造詣がないので、紅白歌合戦で一年の学習をするのが習慣です。
年に一度くらいは中島美嘉の前傾姿勢を見ておかなければとも思います。
ということで今日は紅白の感想などを。
何年か前には長々と書きましたが、今回は前半の後半くらいからしか見ていないので、
かいつまんで書きたいと思います。

司会の人選が「?」でしたが、謎が解けました。
今年は、毎年評判の悪い応援合戦やらお笑いタレント起用やらを改めて、大きなセットチェンジの場つなぎをフリートークに任せたんですね。
そういう意味では、鶴瓶さんの起用は大正解だったと思います。ゆったりとしたトークは聞きやすいし、アナウンサーのように退屈でもないし、もう少し洗練してくれれば毎年これでいいよ。

お笑い芸人といえば、ムーディー勝山もうまいこと使ってましたね。
場違いなネタは短く切り上げて、あとはクールファイブに参加するというサプライズで。あくまで真剣なフリのムーディーは笑えました。
途中振り向いて吹いたあと、きっちり歌い上げた前川清も懐の深さを見せました。

坂本冬実と早乙女太一の競演もいいもん見たなあという感じでした。早乙女太一、ダイナミックでしたねえ…。
今年に限っては、太一が若くて熱情的な「お七」を演じ、坂本が語り手だったという気がしました。

「思い出のメロディー」と大差なくなってきましたが、ヒット曲が大変生まれにくくなっている今、それも仕方ないのでしょう。オリコンの年間ヒットチャートを見ても、このメンバーが出ていればもっと盛り上がったかというとちょっと微妙な気が。

****

去年は「千の風になって」が大ブレークしましたが、私の今年の収穫は中村中「友達の詩」でした。
本人のバックグラウンドを考え合わせるとあまりに切ない歌詞の内容、美しい曲と澄んだ声に引き付けられました。

手を繋ぐくらいでいい
並んで歩くくらいでいい
それすら危ういから
大切な人が見えていれば上出来

譲歩に譲歩を重ねて、「見えていれば」しかも「上出来」…。
「上出来」ってのがすごい。
これが15歳当時の境地かと思うと、ため息しか出ません。
絶対に乗り越えれない壁にぶつかる恋、後悔、いわれもないのに自分を責める心。
こんなにも心打たれるのは、この「絶望」が必ずしも特殊なテーマではなく、普遍的なものを含んでいるから、あるいは普遍的なものを先鋭化したものだからでしょう。
そして曲の最後、「友達ぐらいがちょうどいい…」という歌詞の内容を裏切る、彼女の情念に燃える瞳は、「それでも私の気持ちは気持ちなんだ」というのか、「それでも私はこうやって生きていくんだ」というのか、「『つまらない恋』の次にあるものを私は見つけたのだ」というのか。
圧倒的なパフォーマンスでした。涙出ました。

****

えー、ガラにもなく熱くなりすぎたので、以下は箇条書きで愚痴のように。

・もういい加減にLOVEマシーンはいいだろう。
・真島先生、完全にあっちに行ってしまった感じで、生でダンスを見て感激した身としてはちょっとさびしいです。まあサービス精神なんでしょうが。
・落ち着いて聞いていられないのでメドレーは禁止の方向で。
・布施明はベタでもすばらしい。
・リア・ディゾンはとても気の毒な子。
・いまどきの歌のうまい子はみんな絢香みたいな歌い方になっちゃうのが残念。
・でもコブクロと一緒のはさすがにかっこよかった。
・ジュピターは定番化していい曲なのか。
・小林幸子、見逃したが特に悔いなし。
・Gacktはなんだかすごかった。あれだけ徹底すればあれはあれでよし。作品から離れた、すごくよくできたフィギュアみたいだった。歌は(略
・氷川きよしももう30なんだなあ。しかしキャラにも歌にもブレなし。
・中村中→平井堅の流れは意図的か?と思いつつ。でも平井堅はやはり孤高の存在。
・北島三郎のあたりから紙ふぶきハザードが気になり出す。
・昭和の香り漂うコブクロ、よかったです。今日レンタルショップ行ったら、在庫が50枚くらいあるCDが見事に全部貸し出し中!
・中島美嘉のメイクはまるでファラオのようだった。ここのところ曲に恵まれていない気がするんですがどうなんでしょう。
・「千の風になって」、同一曲連続出場記録をいくつ続けられるか?
・ドリカム、もう歌詞の一言一句が痛々しい。出ただけでもご立派。
・阿久悠はどう考えても天才。
・「世界に一つだけの花」。またかい。あそこでマッキーがソロを取ったらよかったのに。
どうも紅白の事実上のテーマソングになりそうな勢いです。Yoshikiが昔作った紅白のテーマソングを覚えている人は果たしてどれくらいいるんだろうか。あの曲よりは歌いやすいのでいいんでしょうが…


ここまでなんだかんだ言いましたが、やっぱり面白かったですよ。
きっと来年も見ると思います。

|

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/39166/17560055

Listed below are links to weblogs that reference 紅白雑感('07):

Comments

Post a comment